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「滋賀の魅力」ブログ
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2019.02.21
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近江八景の旅 石山秋月
はじめに:近江八景の旅 近江八景の由来
名勝の場所:石山寺(大津市石山寺)
石山寺は、747年聖武天皇の勅願により、東大寺の開山である良辨僧正により開基されました。珪灰石から成る珍しい地質の伽藍山に建つ事から石山寺と名がついたとされています。国宝の本堂内には、紫式部が源氏物語の起筆をしたと言われる「源氏の間」があり、石山寺の信仰の広さを感じさせます。また、後白河法皇が月見をされたという玉座は、現在は月見亭と称し、眼下に瀬田川や琵琶湖南湖を望む見晴らしの良い所に位置しています。
この月見亭の位置からの景色が、近江八景「石山秋月」の一つです。が、木が繁っており良い撮影ポイントを探すのは大変なことです。また、ここから眺める瀬田唐橋や琵琶湖は真北にあたり、月が出ることはありえない方角なので、広重の画には様々な疑問がでてきます。
石山寺の門前町は、かつては西国十三番札所の巡礼で賑わっていました。現在訪れる人は巡礼者からカメラ片手の観光客に変わりましたが、往時と引けを取らぬ活況を呈しています。
和 歌:いし山や にほのうみてる月影は 明石もすまも 他ならぬかは
季 節:秋
情 景:伽藍山と瀬田川に懸かる中秋の名月
景 色:月見亭、珪灰石の伽藍山、瀬田川、国宝石山寺本堂、国宝多宝塔
立ち寄り所:石山寺
「しじみ飯・しじみ釜飯・しじみ汁」石山寺門前の湖舟や洗心寮等で頂けます。
「茶丈藤村」石山寺の門前にある和菓子店で、店のしつらえは石山寺に寄宿した島崎藤村にちなんで作られています。羊羹(瀬田の夕照や石山の秋月)を頂けます。