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2020.01.09

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 竹生島

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化

住所:長浜市早崎町

交通:琵琶湖汽船で近江今津港から30分、長浜港から30分、オーミマリンで彦根港から40分

琵琶湖の最深部にある竹生島は、面積0.14㎢・周囲2㎞の花崗岩から成り、その上を亜熱帯性の闊葉樹に覆われて出来た島です。「(神を)斎く島」に由来し、「いつくしま」が「いつぶしま」と変わり「竹生島」となったと云われます。また、竹生島という漢字は島の形が雅楽で使われる楽器の笙に似ていることに由来すると云う説もあります。

国宝・都久夫須麻神社本殿

5世紀半ば頃には浅井姫命を祀る小祠が作られたと伝えられ、かなり古くから信仰の対象になっていた竹生島ですが、島の成り立ちは分かっていません。島内の都久夫須麻神社のご祭神は湖水を支配する浅井姫命です。また、西国三十三所観音霊場の第30番札所の宝厳寺は、724(神亀元)年聖武天皇の命で行基が建立したと伝えられる真言宗寺院です。唐門より内部の観音堂に安置される千手観世音菩薩と、高台の本堂弁才天堂(トップの写真)に祀られる本尊の弁才天像(日本三弁才天(竹生島・厳島・江ノ島)の一つ)は、琵琶湖を見守る水の女神として、また芸能の神として太古より湖国を見守ってきました。共に60年に一度開帳される秘仏です。

国宝・宝厳寺唐門

奈良時代には日本最古の神道と弁才天信仰が結びついたものが祀られるようになっており、いわゆる神仏習合は、明治に分離令が出されるまで続きます。神仏が集合し「神が住む島」と近江の人達から千年以上も愛され、今も琵琶湖に浮かぶパワースポットの島として多くの人々が島へこられます。

カワラケ投げの鳥居

・文化財:

【国宝建造物】宝厳寺唐門・都久夫須麻神社本殿

【重要文化財建造物】宝厳寺観音堂・舟廊下等3棟

【国名勝国史跡】竹生島

・立ち寄り所:深緑竹生島の沈影(琵琶湖八景)、竹生島(日本の秘境百選)(映画「偉大なるしゅららぼん」の舞台)、かわらけ投げ(拝所から鳥居の間を通ると願いが叶う)

・湧水等:瑞祥水

 

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