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2019.11.28

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 建部大社

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化(平成29年4月追加)

住所:大津市神領1の16の1

交通:京阪石坂線唐橋前駅下車徒歩15分

建部大社は、建部大明神と称せられ近江国の一之宮として長い歴史と由緒を持つ全国屈指の古社で、本殿の御祭神は日本神話の英雄日本武尊です。

平治物語等によると1160(永暦元)年、源頼朝が関東下向の途中、建部大社に立ち寄り、武神として信仰されていた御祭神に本殿で前途を祈願したと云われ、武家政権の鎌倉幕府を打ち立てた源頼朝の念願を叶えた逸話により武士らに厚い崇敬を集めたと云われます。

神門

建部大社船幸祭は、毎年夏に行われ、特に8月17日に行われる神輿の船渡御は、琵琶湖から流れ出る唯一の河川の瀬田川を舞台にしたユニークな祭礼として注目されています。これは、祭神「日本武尊」東征神話の中に、ヤマトタケルが相模灘を船で渡った物語があり、その古事に因むものと云われています。神輿が舟で渡御すると云う祭礼形式の背後に、琵琶湖や瀬田川の水を尊び、水の恵みに感謝する、古来の素朴な信仰の在り方が現れ、水と人との関係性が象徴されています。

・文化財:

【重要文化財】木造女神坐像、石燈籠

重要文化財・石灯籠

・立ち寄り所:境内のパワースポット(縁結びの大野神社・願い石・お食い初め石・勝守)、近江国府跡、瀬田唐橋

・湧水等:建部の御神水、頼朝公の出世水

縁結びの神として名高い摂社・大野神社

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