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「滋賀の魅力」ブログ
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2019.05.16
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日本六古窯のまち 信楽 火まつりと陶器市
はじめに:日本六古窯のまち 信楽
信楽火まつりは、長野地区の窯元と従業員らが、やきものを焼く火に感謝し、また、鎮火を願って、長野の氏神である新宮神社(トップ画像)で元火を受け、松明を肩に担いで火の神を祀る愛宕神社に奉納するまつり。古くは江戸時代以前から続くと伝えられ、「陶器つくりに欠かせない火」「生活や文化に欠かせない火」への感謝と火に関わる安全を願って行われています。
松明が到着する愛宕神社
新宮神社の狛犬と扁額。やきものの町・信楽だけあってどちらも陶器製です
近年は7月の第4土曜日に行われ、新宮神社から愛宕山山頂の愛宕・秋葉神社、陶器神社に松明を奉納。松明奉納は、奉納提灯・沿道の足灯り・イルミネーションなど様々な趣向を凝らした新宮神社から愛宕山山頂と終点になる信楽地域市民センター駐車場迄の約2.5㎞のルートで行われ、毎年約700本の松明が奉納されます。
松明奉納の様子
陶器市は、海外からも多く人が訪れる有数のイベントです。店頭に並べられた陶器はさながらまちなかのミュージアムとなり、来訪者は、やきものの肌触りを味わい、使い込む程に味が出る六古窯の陶器を求める旅情が楽しめます。毎年10月の体育の日を含む三連休の3日間に行われ、信楽高原鐡道信楽駅付近の信楽地域市民センター駐車場を中心に展開されます。
信楽焼の食器は素朴な温かみのある焼き上がりで、和は勿論、最近では洋の食材にも独特の雰囲気が出せることで若い人にも人気が広がっています。食器や土鍋等の調理器具、小物、花器や置物等様々な作品が並び、市販されている価格の約3割引程の値段で買う事や値引き交渉も可能で、掘り出し物が見つかるかもしれません。