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2019.08.29

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忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 山伏の修練場

忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 はじめに

近江屈指の修験霊場である飯道山には今も累々と石垣で囲まれた寺院跡が残り、極彩色に彩られた飯道神社本殿が建っています。岩尾山や庚申山など巨石が屹立した甲賀三山は山伏の行場であると伴に、甲賀忍者の修練場と伝わっています。

   飯道神社 本殿

信楽町と水口町の境に聳える飯道山は、かつて修験霊場として栄えた飯道神社と飯道寺跡が中腹に残る信仰と修行の山です。昔、仙人がこの山で道に迷い神仏に念じていると、一羽の鳥が米飯を啄みながら歩いていました。その鳥に従って行くと山頂に辿り着き、権現のお姿を拝したことからこの山名が付いたと云われます。

飯道山 修験道

霊場としては、708(和銅元)年に役小角が修験の不動明王を本尊として飯道寺を建立した事に始まります。鳥居を潜ると、参道に突き出た自然石(結界)に躓きそうになります。奥に進むと飯道神社とご神体の巨岩、行者堂、東の覗き等があります。また廃仏毀釈で破壊された飯道寺跡があります。古来、飯道山での修験道者が、忍者の元になったとも考えられ、多くの人に親しまれています。

・国指定重要文化財建造物:飯道神社本殿(所在地:甲賀市信楽町宮町7)

・市指定史跡:飯道神社、飯道山遺跡

・未指定:岩尾山息障寺(所在地:甲賀市甲南町杉谷3774)

庚申山広徳寺(所在地:甲賀市水口町山上988)

飯道神社 鳥居

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