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「滋賀の魅力」ブログ
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2020.07.09
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千三百年つづく日本の終活の旅~滋賀の西国三十三所観音巡礼~ 第十二番 岩間寺
千三百年つづく日本の終活の旅~滋賀の西国三十三所観音巡礼~ はじめに
第十二番:岩間山正法寺(岩間寺)
住 所:大津市石山内畑町82
交 通:JR・京阪石山駅より京阪バスにて中千町下車徒歩50分、または石山駅からタクシーで20分、毎月17日には石山駅より直通バスがあります。
宗 派:真言宗醍醐派
御本尊:千手観世音菩薩
御詠歌:みなかみは いづくなるらん いわまでら きしうつなみは まつかぜのおと
御朱印
観音霊験記
滋賀県と京都府の境にある標高443mの岩間山の頂上近くに岩間寺があります。「観音霊験記」では、江戸時代の俳聖松尾芭蕉は、岩間寺に参籠してご本尊の霊験を得、その俳風を確立したと云われており、本堂横には芭蕉が「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだと伝えられている「芭蕉の池」が残っています。また、日本一の桂の大樹群、「不老長寿の水」と呼ばれる雷神爪堀湧泉等があります。歴史と自然が共存し、東海自然歩道が通り、四季折々の自然が楽しめる山寺です。
芭蕉の池
桂の群生
寺伝によると、722(養老6)年元正天皇が病気になられ、泰澄大師に病気平癒をお祈りさせ無事お癒りになりました。帝は喜ばれ勅願所として当山を創建されました。泰澄大師が桂の霊木に刻んだ千手観音を本尊に祀ったことに始まります。三重のお厨子に納められている現在のご本尊は、この千手観音の胎内に納められていた元は帝のお念持仏で、御丈15 ㎝程のエンブダゴン(金銅仏)の千手観音です。このご本尊は、元正帝三十二才の前厄の時、インドから勧請され、大厄を徐れた千手観音で「厄除観音」と云われ、また衆生済度のため一晩中駆け巡るので朝には全身が汗で濡れている「汗かき観音」と云われます。
仁王像
他にも岩間山にはしばしば雷が落ち伽藍が焼失することがあり、大師が法力で雷を捕まえると、その雷は「仏門に入れて貰おうとして来るのだが雷火の為に迷惑をかけてしまう。これからはこの寺に参る人には雷は落ちないようにするし「観音さん」への水も差し上げる」と云い爪で岩を引っ掻いて水を出したとも伝わり、以来「雷除観音」とも云われるなど、霊感あらたかな「観音さん」です。
稲妻龍王社
・文化財:
【重要文化財建造物】未指定
・立ち寄り所:白姫龍神(境内に祀られ、女性が拝めば美人になると伝承)、勢田川三山「石山寺・岩間寺・立木観音」観音巡り(お問い合わせ、瀬田川流域観光協会)、雷除けお守り、ぼけ封じ(お守り・腕輪念珠)、岩間の霊水
白姫龍神
・近江6札所限定の浄土の鳥(滋賀県内の札所でしか頂けない、一つ一つ手作りの土鈴を集めてみませんか)
白雁:雁の仲間で白鳥の様な白く美しい鳥