「滋賀の魅力」ブログ

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2019.01.17

  • # 文化・景観
  • # 近江八景・琵琶湖八景

近江八景の旅 比良暮雪

はじめに:近江八景の旅 近江八景の由来

名勝の場所:比良山系(大津市堅田)

湖西に聳える比良山系は、武奈ケ岳1,214m、比良岳1,051m、打見山1,103m、蓬莱山1,174m等の秀麗な眺めを見せる1,000mを超える山並みです。冬には湖北の伊吹山と共にいち早く冠雪の姿が見られます。現在は登山道等が整備され、新緑の春・百花繚乱の夏・紅葉の秋・ウインタースポーツの冬と四季折々の風情を見せてくれます。比良暮雪の画は、この山々の雪に覆われた姿が遠方から描かれています。また、比良山登山口(大津市北比良)のびわこ成蹊スポーツ大学脇には、大きな「比良の暮雪」の碑があります。

琵琶湖を対岸に渡った側(守山市)の第一なぎさ公園からの冬の眺望は特に素晴らしく、多くの人達が撮影等に訪れています。この湖東方面から眺める冬の比良山系の魅力は、雪に覆われた山頂が朝日に映え真っ赤に輝く姿や、夕暮れの厳しい冬山を思わせる悠々しい姿がとても素晴らしい情景です。琵琶湖は冬も終り頃になると比良おろしが吹き荒れます。この季節風を「比良八荒」と言い、これにまつわる哀しい恋物語が伝わり、旧制四高生のボートが遭難した事故も起こりました。

和 歌:雪はるる ひらの高嶺の夕くれは 花のさかりに すぐるころかな

季 節:冬または初春

情 景:湖岸に聳える雪山系

景 色:比良山系、真野もしくは小松の入り江と集落

立ち寄り所:第一なぎさ公園(守山市今浜地先)は、対岸に標高1,000mを超える比良山系が見え、1~2月にかけ早咲きの菜の花が咲き、菜の花の黄色と比良山系が寒空に映えます。

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