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2019.08.22

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忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 櫟野寺

忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 はじめに

櫟野寺は、天台宗布教の拠点寺院で仏像の宝庫です。本尊木造十一面観音坐像は重文坐像としては日本一の大きさを誇ります。

櫟野寺 本堂

「櫟野寺の略縁起」には、792(延暦11)年に比叡山延暦寺根本中堂の用材を得る為この地を訪れた伝教大師最澄が、霊夢を感じてこの地の櫟の生樹に一刀三礼の下に彫刻し安置された、高さ3.3m日本最大の坐仏「木造十一面観音坐像」がご本尊です。天台宗総本山延暦寺の末寺で、往古は甲賀六大寺の筆頭と云われ広大な境内地を有していました。802(延暦21)年坂上田村麻呂公が観音様に祈られその御力による鈴鹿山の鬼退治が伝わります。その後、祈願寺とし、国技の相撲を奉納し、現在も境内には土俵が残り10月には奉納相撲が行われます。

櫟野寺 土俵

・国指定重要文化財:【木造十一面観音坐像】【木造聖観音立像】【木造薬師如来坐像】【木造毘沙門天立像】【木造地蔵菩薩坐像】【木造十一面観音立像】他5躯 【木造地蔵菩薩立像】他8躯

(所在地:甲賀市甲賀町櫟野1377)

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