一般社団法人東京滋賀県人会

湖北

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 醒井宿

公開日 : 2020.3.12
日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 醒井宿

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化

住所:米原市醒井

交通:JR東海道線醒ヶ井駅下車

霊仙山は鈴鹿山脈の北端に位置し、山中には「お虎が池・尼が池・本池・権現池・竜神池」や霊山神社の「お池」といった、窪みに水が溜まって池になっている所があります。「お池」は竜神が住む雨乞いの場でもありました。山麓の醒井地域に湧きだす清冽な泉は、この池から流れくると考えられ、丹生谷に生まれた高僧や、霊仙信仰に導かれた道行く僧が、神仏が坐す山・霊仙の胎内から湧き出る水を通じて、霊仙山の水神と参拝者の仏縁を結んでいたと云う伝承があります。

地蔵川沿いの醒井宿

賑やかな醒井の地蔵盆(毎年8月23・24日)は、地蔵川の清流沿いに沢山の「つくりもの」が飾られ、地蔵堂の中には2.7mの地蔵菩薩が祀られています。造られた当初、この地蔵さんは地蔵川の中にあって「尻冷し地蔵」と呼ばれていました。地蔵川を仲立ちに地蔵菩薩と琵琶湖に住む魚達との結縁を行おうとした為と云われています。

旧醒井宿問屋場

山の湧水を水源とする地蔵川に沿って形成された中山道の宿場町には、江戸時代に醒井宿を通過する大名や役人に人足や馬を提供した問屋場の施設が今も残り、完全な形で復元されています。地蔵川には、梅花藻が育ち、洗い場の石段「カワト」が在り、歴史と清流を楽しめる町並みが続きます。清水でヤマトタケルが傷を癒した居醒泉伝説や西行が旅の途中に水を飲み子を宿らせた伝説等、ここは多くの神話ゆかりの地です。静かな地蔵川沿いの町並みを歩き、本陣跡「樋口山」のビワマス料理に舌鼓を打ち湧水の池の庭園を眺めていると水の浄土に来た心持になります。

地蔵川のカワト

・文化財:

【重要文化財建造物】松尾寺九重塔

【国名勝】醒井峡谷

・立ち寄り所:加茂神社(三水四石の名所・居醒の清水・十王水・西行水、蟹石・日本武尊の腰掛椅子・鞍掛石・影向石)、地蔵川の梅花藻とハリヨ(絶滅危惧種の魚類)、醒井水の宿駅、醒井養鱒場(日本最古の養鱒場)、松尾寺(飛行観音の寺)

・湧水等:居醒の清水(平成の名水百選)、十王水、西行水等

西行水

バイカモ

 

写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー(バイカモ)

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