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2019.12.12

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 白髭神社

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化

住所:高島市鵜川215

交通:JR湖西線近江高島駅下車鵜川線予約乗合タクシー

謡曲「白髭」は、白髭明神の縁起を語って祝言を述べる曲で、そのあらすじは、時の天皇に夢告があり、白髭明神に勅使を差し向け参拝させると、白髭明神は老漁夫の姿で現れ、比叡山が仏法結界の地となった由縁を語り、社壇に入り天女・竜神をつれて現れ舞を舞って奇特を示し、天皇の御代を祝福するというもので、能の曲目の中でも神物として尊ばれました。

白鬚大明神の住まう「神の山」

「琵琶湖の湖水が蘆原になるのを七度見た、六万歳もの間、比良に住んでいた」という神を祀り「白髭さん」「明神さん」の名で広く親しまれている白髭神社は、約2000年前に創建、ご祭神は猿田彦命です。現在の社殿は豊臣秀吉の遺命によりその子秀頼が片桐且元を奉行として造営しました。近江最古の神社とされ全国にある白髭神社の総本社ともされています。琵琶湖に浮かぶシンボル的存在の朱塗りの湖中大鳥居は、湖面よりの高さ12m、柱幅7.8mあり、その姿から「近江の厳島」と呼ばれ、琵琶湖の航海を司っています。

現在の大鳥居は昭和56年に建立されたもので、綺麗な初日の出が見られるパワースポットとして注目され、神々しく幻想的な情景を求めカメラマンが集います。境内には著名な歌人の歌碑が多くあり、上の句を与謝野鉄幹、下の句を晶子が詠んだ合作句「しらひげの 神の御前に わくいずみ これをむすべば 人の清まる」、芭蕉の「四方より 花吹入れて 鳰の湖」、紫式部の「三尾の海に 網引く民の ひまもなく 立居につけて 都恋しも」等があります。

重要文化財・白鬚神社本殿

・文化財:

【重要文化財建造物】白髭神社本殿

・立ち寄り所:鵜川の棚田と鵜川ファームマート、鵜川四十八体石仏群

 

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