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2019.11.21

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 満月寺(浮御堂)

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化(平成29年4月追加)

住所:大津市本堅田1の16の18

交通:JR湖西線堅田駅下車江若バス「堅田出町」下車徒歩5分

琵琶湖の最狭部に位置する浮御堂は、正式名称を臨済宗大徳寺派海門山満月寺、近江八景「堅田の落雁」として知られ、国の登録記念物(名勝地)に指定されています。

山門

平安時代に比叡山横川恵心院に住む源信(恵心)僧都が比叡山から琵琶湖を眺めたとき、湖中に毎夜光る場所があることを怪しみ、それを網ですくうと黄金の阿弥陀仏が現れました。その供養として千体の仏像を彫り、琵琶湖に突き出た岬中に堂を建立し納め、毎日のように水想観(紅白の蓮華が乱れ咲く西方浄土の池に思いを凝らす行。始めると部屋の中一杯に水が湧き出て、それは浄土の池にいるような心境)を行いました。

湖上安全と人々の衆生済度にあたったと云う水に対する深い祈りの現れとして、今もその信仰が地域で守り伝えられています。現在の御堂は昭和9年の室戸台風で倒壊したのち、昭和12年に再建されたものです。

・文化財:

【重要文化財】観音堂の聖観音坐像

【登録有形文化財】観音堂、客殿山門、茶室、浮御堂

・立ち寄り所:大平山祥瑞寺(一休和尚が宗純と称していた頃の22才から足掛け13年修業した寺で、この寺で悟りを開き一休の道号を与えられました)、居初氏の居宅と国指定名勝の庭園天然図画亭、堅田藩陣屋跡、城山三郎「一歩の距離」文学碑、湖族の郷資料館

祥瑞寺

城山三郎文学碑と浮御堂

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