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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 西教寺

公開日 : 2019.10.24
日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 西教寺

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化

住所:大津市坂本5の13の1

交通:JR湖西線比叡山坂本駅又は京阪石坂線坂本駅下車江若バスにて西教寺

全国に400余りの末寺を有する天台真盛宗の総本山です。7世紀の初めに聖徳太子が創建したと伝わっています。その後、慈恵大師良源上人(通称:元三大師)、恵心僧都(源信)らが10世紀に入山し栄えました。1486(文明18)年には中興の祖で宗祖でもある真盛上人が入寺し堂塔と教法を再興、阿弥陀仏の道場としました。後年、上人を慕う人々が自然に集まったのが真盛宗の始まりです。

重要文化財・西教寺本堂

本堂には本尊の阿弥陀如来坐像や阿弥陀如来像・聖観音立像(いずれも重要文化財)が祀られています。客殿(桃山御殿)内の仏殿には節分の日にだけ開扉される秘仏の薬師如来坐像(重要文化財)が祀られ、また客殿の庭園は信仰の形が表わされ、裏山の斜面を比叡の山並みからの霊水が流れ、中央の池泉を琵琶湖に見立て、中央には出島や岩島を配した蓬莱石組みの美しい庭園(小堀遠州作)があり、訪れる人々に水の祈りの姿を伝えています。

重要文化財・西教寺客殿

1571(元亀2)年に、織田信長の比叡山焼き討ちで西教寺も焼失しました。その直後に築かれた坂本城の城主となった明智光秀は、西教寺の檀徒となり復興に尽力しました。また、坂本の全町内には光秀が造ったと云われる側溝があります。使用方法が決められ、まずは神仏のお供えの水を汲む、次に煮炊きの水を汲む、米を洗う等、時刻を決めて使用されていました。今も一部にその清らかな流れが残っています。

明智光秀の寄進による総門

・文化財:

【重要文化財建造物】西教寺本堂・客殿等2棟、聖衆来迎寺本堂・客殿・開山堂・表門(比叡辻2丁目にあり、琵琶湖から出現したとされる重要文化財の銅造薬師如来立像があります)

・立ち寄り所:総門(明智光秀公寄進)、明智光秀一族の墓、宗祖大師殿勅使門(琵琶湖三上山の眺望)、町並み側溝

宗祖大師殿勅使門(唐門)から琵琶湖を望む

 

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