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2019.10.17

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 日吉大社

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と祈りの文化

住所:大津市坂本5の1の1

交通:JR湖西線比叡山坂本駅又は京阪石坂線坂本駅下車

日吉大社独特の「山王鳥居」

日吉大社は、約2100年前に創祀された、全国3800余の分霊社(日吉・日枝・山王神社)の総本山です。比叡山は、伝教大師最澄によって天台宗延暦寺が開かれる迄は、日吉大社の東本宮のご祭神大山昨神の座する山で、日枝山と呼ばれていました。古事記にもその御神名が記されている比叡山の「山の神」です。延暦寺が開かれてより、天台宗のご法神として多くの方々より崇敬を受けています。境内から湧き出る「大行事水」や「霊泉の水」と比叡山から下り境内を流れる「大宮川の水」を、境内上七社に一巡させて神々が清め、そして人里に送り、更に水の神が住まう琵琶湖に返す。このような水への信仰と祈りの水が流れています。

           国宝・東本宮本殿

国宝・西本宮本殿

日吉大社の山王祭(期間:3月第一日曜日~4月15日)は、湖国三大祭の一つで「山王さん」の呼び名で親しまれています。西本宮のご祭神大巳貴神は、天智天皇が大津京遷都の際に奈良の三輪山よりお迎えし、国家鎮護の神として祀られたと云われ、お越しの際は琵琶湖を渡って来られました。山王祭ではこれを再現する為に、毎年4月14日に7基の神輿が大社を出て町内を巡り、下坂本の「七本柳」の乗船場で台船に乗り琵琶湖上へと進みます。琵琶湖上では粟津御供と呼ばれるお供え物が膳所の5つの神社によりお供えされます。7基の神輿が琵琶湖を渡る様子は、壮大な水の祭りで歴史絵巻を見るかの様に華やかです。

下坂本の湖岸の鳥居

湖上を渡る神輿

・文化財:

【国宝建造物】東本宮本殿・西本宮本殿

【重要文化財建造物】日吉三橋(日本百名橋)、東西本宮楼門・摂社5社本殿拝殿等20棟

・立ち寄り所:穴太衆積み石積みの石垣、下坂本の鳥居(山王祭船渡御の乗船所)、坂本城跡、唐崎神社(近江八景・唐崎夜雨)、日吉茶園(日本茶業発祥地)

日吉三橋・走井橋

二宮橋

大宮橋

 

 

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