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「滋賀の魅力」ブログ
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2019.10.03
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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに
滋賀には、少し町中から出ると、人々が自然と心地よく暮らす里山があります。滋賀の殆んどの川は琵琶湖へ流れます。水の湖へ至る長い旅は、山や川の湧水から始まり、やがて人々の生活に寄り添うように流れる小川となり、雨水も加わり、川から琵琶湖へと命の源を運びます。琵琶湖は、数千年の間その形を変えながら周辺の多くの人達の生活を支え続けてきました。この地には美味しい水が当たり前のようにあり、自宅に近い所に水源があり、暮らしの中に今も昔と変わらず使っている水があります。人々は水を敬い、水を巧みに暮らしの中に取り込んで、水の文化が生まれ育ち、今日に伝わっています。
上空を通る国内線の機内から見た琵琶湖
豊かな大地で育った農作物や近江牛や湖魚はおおらかな味がします。鏡のような琵琶湖とその水辺景観や緩やかな時間は、もう一つの御馳走です。この様な「水の文化」の歴史が蓄積された素敵な故郷滋賀が、2015年4月に文化庁の日本遺産18件の一つに選ばれました。
島そのものが文化財の沖島
今回から、全国滋賀県人会連合会会報49号に掲載した『カメラで巡る 琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産―』を再編集し、認定地域(大津市・高島市・長浜市・米原市・彦根市・東近江市・近江八幡市)の構成文化財26件に2017年に追加指定された3件を加え、ご紹介していきます。
2018年に追加指定された、草津市・守山市・野洲市の構成文化財7件については、2019年8月発行の東京滋賀県人会会報『滋賀縣人』第194号にてご紹介しています。ぜひ合わせてご参照ください。
近江八幡水郷巡り