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2019.09.05

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忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 甲賀忍術博物館群

忍びの里 甲賀 日本遺産の文化財群 はじめに

甲賀には、かつて忍者として活躍した一族の邸宅が今も残ります。

旧岡田家は甲賀町隠岐から移築した民家で、忍者の道具が展示され、旧望月家座敷は、甲南町柑子から移築し、中二階や隠し階段が施された医薬に携わった家です。旧藤林家は、忍術秘伝書『萬川集海』の編者の一族の家屋で、からくり屋敷として公開されています。

【旧望月家】甲賀忍者五十三家の中でも有数の豪族「望月出雲守」の邸宅で、同族二十一家が一致団結し甲賀忍者の実力を天下に示した1487(長享元)年「鈎の陣」を始め、戦乱の世に大いに活躍しました。伝説の甲賀忍者猿飛佐助は、望月家の忍者だったと云う説も有り、望月家の祖、望月三郎兼家は甲賀三郎とも云われています。建造は1688~1703(元禄年間)年とされ、外見は一般的な日本建築の住宅ですが、内部には外敵に備えて数々の工夫が凝らされ、侵入した敵を捕える「どんでん返し」「落とし穴」敵に発見されずに逃れる為の「抜け道」「隠し部屋」「縄梯子」、更に部外者には絶対開けられない窓や土蔵等、多彩な仕掛には驚きます。

床下の抜け道

また望月家は山伏として望月本実坊と名乗り「万金丹」「人参活血勢竜湯」と云った薬を開発、祈祷や配札の傍ら、製薬・売薬を生業にしていました。現在は甲賀流忍術屋敷として公開。手裏剣投げ・忍者変身(レンタル)や展示資料館では忍具・忍術書等が見られます。
(所在地:甲賀市甲南町竜法師2331)

隠し階段

どんでん返し

【旧藤林家】藤林氏は、戦国時代に甲賀と伊賀の国境に本拠を持ち忍術虎の巻として最も有名な『萬川集海』の編者です。旧藤林家は1842(天保13)年に建てられた木造刈屋葺(甲賀ではススキを刈屋草と云う)の平屋建て内部は三層になっています。現在は、甲賀の里忍者村に移築され「からくり忍者屋敷」として公開されています。
(所在地:甲賀市甲賀町隠岐394)

旧藤林家

【旧岡田家】1830~44(天保年間)年に建てられた木造茅葺平屋建の建物は、甲賀の里忍者村に移築され「甲賀忍者博物館」として公開されて、忍者の資料では世界で一番の数を誇っていると云われます。忍者関連のお土産を探すことが出来ます。
(所在地:甲賀市甲賀町隠岐394)

旧岡田家

 

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