一般社団法人東京滋賀県人会

湖南

第1回~第4回AKINDO塾 講演要旨

公開日 : 2018.6.14
第1回~第4回AKINDO塾 講演要旨

 

東京滋賀県人会では、会員同士の人脈形成、ネットワークの構築、知識の向上を支援する目的で、2016年秋以降『AKINDO塾』を定期的に開催しています。

 

第1回から第4回までの『AKINDO塾』については、講演の要旨を掲載します。

 

第4回『AKINDO塾』55名参加

2017年(平成29年)9月22日(金)

講師 小林 洋一 氏《伊藤忠商事(株)副会長》

「伊藤忠商事の歴史と現状、そして新たな挑戦」をテーマに講義されました。

 

お話の要旨は以下の通り。

 

まず、小林講師は会社の概要に触れられたあと企業理念『Committed to the Global Good』やコーポレートメッセージについてご説明された。

 

次いで、歴史・沿革について、初代忠兵衛の創業者としての革新性や、2代忠兵衛の海外展開、初代忠兵衛夫人の貢献などを語られ、如何に現在の伊藤忠商事までの150年間事業を継続してくることができたのかをお話しいただいた。

 

その後、会社の組織体制、グローバルネットワーク、主要子会社などについて解説された。

 

また、伊藤忠商事の財務諸表や決算の推移などをお話しされ、カンパニー制度については各カンパニーの概要をご紹介された。

 

経営理念としての“三方よし”についても触れられた。また、世界情勢に対する洞察力や人材育成など多様な論点についても述べられた。

 

最後に、総合商社の役割と機能の変遷について、具体例なども交えながら広範な話題について論じられた。

 

その後、質問タイムとなり活発な質疑が交わされた。一例だけご紹介すると、「このような地位に上り詰められるまでに、大事にしてこられた言葉や信条などがありますか?」との質問に、「いつも、上を見ないで、その場で自分が直面していることだけを真剣に取り組んできた。それだけは、心がけてきた。」と答えられた。

以上

 

第三回『AKINDO塾』37名参加

2017年(平成29年)5月15日(月)

講師 岩永 峯一 氏《滋賀県茶業会議所会頭 元農林水産大臣》

「日本最古の茶所 近江」をテーマに講義されました。

 

お話の要旨は以下の通り。

 

1.近江の茶の歴史

チャノキはツバキ科 ツバキ属。中国雲南省が起源。伝教大師 最澄が中国よりお茶の

実を持ち帰り延暦24年(805年)に比叡山麓に播いたとされる。弘仁6年(815

年)に大津京近くの梵釈寺の僧永忠が嵯峨天皇行幸時にお茶を煎じたことが『日本後紀』に記載されており、日本の喫茶記録第1号となっている。この時、滋賀県では甲賀

市信楽町朝宮に植えられたと言われる。

 

2.近江のお茶の産地

滋賀県内の主なお茶の産地としては、甲賀市信楽町朝宮、甲賀市土山、甲賀市水口、蒲

生郡(東近江市)日野、東近江市政所、大津などがあり、それぞれに特徴がある。

 

3.近江の茶生産量(県別ランキング2014 農林水産省)

栽培面積は635haで13位、生産量は685tで12位。

 

4.滋賀県茶業会議所の取り組み

滋賀県荒茶品評会審査会、滋賀県茶振興大会等開催、全国・関西品評会へ近江茶出品。

東京国立博物館での近江茶PR、小学校でのお茶の淹れ方教室の実施。

毎年11月23日朝宮の岩谷山仙禅寺(天台宗)における先人への感謝の法要。

近江の茶統一ブランド琵琶湖かぶせ、極煎茶比叡を毎年9月15日に発売。

滋賀県首都圏情報発信拠点『ここ滋賀』でも購入可能。

 

5.美味しいお茶の淹れ方

◇おいしくいれる三つのポイント

①たくさんの茶葉を使用する。②低温で抽出(茶碗は熱湯で温めておく)。

③じっくり待つ。

◇おいしくいれる三つのポイント

◇おすすめの入れ方2

 

6.わたしの思い

この子らが茶作りを次世代に引き継げるように。

以上

 

 

第二回『AKINDO塾』31名参加

2017年(平成29年)2月17日(金)

講師  小林 徹 氏《オプテックスグループ(株)代表取締役会長兼CEO)

「滋賀生まれ、世界育ちのオプテックス」をテーマに講義されました。

 

お話の要旨は以下の通り。

 

まず、オプテックスグループ(株)の会社概要(社名の由来、事業のグローバル展開、売上高推移など)をお話しいただいた後、センシング技術に特化した事業の広がりについて、①防犯関連、②自動ドア関連、③FA関連に分けて具体的に取扱っている商品の説明をされた。

 

その後は、私の人生観・価値観と題して

■ボート部への入部

– 人生とは何かを見つめなおす

– 自分らしく自由に生きる

– ワクワクした刺激のある人生を

■少年補導委員会活動への参加

– ベクトルの合わせ方、リーダーシップ

■発明に没頭した大学5回生

– 人とは違うアイデアを考える楽しさ

– ふとるビジネス

– 垂直思考と水平思考

■他社での経験

– 他とは違うものを考え、認められる喜び

自分の実力を試したい

– 役職にとらわれず、お互いの意見を

尊重し合える関係で働きたい

 

 

人生観・価値観と題したお話の後、創業時の事業やその後の事業の広がりについてお話しいただいた。

事業領域としては、

■ ニッチNo.1を狙う

■ 市場の細分化とは

■ シェア30%以上の目標

として、取扱商品がその考え方に基づき、集中されている点を述べられた。

 

最後に、オプテックスの企業理念、オプテックススピリットをお話しいただき、滋賀県への貢献に触れられた。

以上

 

 

第一回『AKINDO塾』29名参加

2016年(平成28年)11月17日(木)

講師   塚本 弘塾頭《当会副会長、日本貿易振興機構顧問》

谷澤由起子マネージャー(日欧産業協力センター)

「世界の中でビジネスチャンスを」をテーマに講義されました。

 

両氏のお話の要旨は以下の通り。

 

【塚本講師】

1 今後の世界情勢の展望

英国のEU離脱やトランプ大統領登場という予測外の事態が起こったが、冷静に対処すべき。

2 グローバル化の大潮流

ここ30年で日本の経済構造は大変化。貿易黒字より所得黒字が上回る。海外からの所得で儲

ける時代へ。日本の大企業の海外売上高比率は、2000年の29%から、2015年は58%

へ拡大。

3 世界の中でモノ作り

ミャンマーのティラワ工業団地には日本から約80社が進出。その他の企業も労働コストの安

いところを求めて、積極果敢に世界中の未踏の地を開発。

4 世界の中で販売

セブンイレブンが、タイに8,500、韓国7,700、台湾5,000、中国2,100店を

出店するのをはじめ、主なコンビニがアジア進出。スーパー平和堂は湖南省に4店舗。熊本の

味千ラーメンも中国中心に海外677、国内86店。

5 世界に向けて輸出

中小企業の輸出のチャンス。JETRO(日本貿易振興機構)は、一県一支援プログラム実施。

6 イノベーション

2020年に向けて、IoT,AIなどが大きく発展。IMEC(ベルギーのオープンイノベー

ションの会社 従業員約2200人)のオープンイノベーションを活用した欧州企業ASML(オ

ランダ フイリップスから独立した半導体露光装置メーカー)に、ニコンは自前のイノベーショ

ンで対抗したがシェアを奪われた。

オープンイノベーションやグローバル人材の登用により積極的に。

7 商い道

三方よしの精神が重要。エッソは、石油危機の時、JR北海道に重油の値上げを通告。しかし、

予算で想定していないとして、JR北海道は、来年度以降にしてほしいと要請。日本の他社は

柔軟に対応。しかし、エッソは本社の指示として、応じなかったところ、以降、一切の取引な

し。滋賀県出身の秩父八尾百貨店は、日頃からお客に親切に応対。秩父一揆のとき、打ち壊し

の対象外。

 

【谷澤講師】

欧州の展示会などに参加する日本企業へのアドバイス。ホームページのトップページなどで自

社の歴史などを説明しても相手の関心を惹かない。何が一番相手にとって、魅力なのかを、ピ

ンポイントで説明すべき。

以上

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