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「近江の城」魅力発信事業・連続講座「近江の城郭~近江源氏佐々木氏の城」第3回 西近江の雄 高島氏の雄~清水山城~

公開日 : 2023.2.16
「近江の城」魅力発信事業・連続講座「近江の城郭~近江源氏佐々木氏の城」第3回 西近江の雄 高島氏の雄~清水山城~

滋賀県には約1300の城跡があり、安土城や彦根城といった巨大城郭から、小規模な城館や砦まで、バラエティーに富んでいます。また、武士以外にも僧侶や百姓など、様々な人々が城を築いており、城は、滋賀の歴史や文化の特徴を色濃く反映した、滋賀ならではの歴史・文化遺産なのです。

今年度のテーマである「近江源氏佐々木氏」は、源平合戦の戦功により、鎌倉時代に近江守護となった家です。佐々木氏はすぐに「大原」「高島」「六角」「京極」の四家に分かれ、近江国内にそれぞれ領地が与えられました。高島郡には佐々木(高島)高信が入り、その後、織田信長が近江に侵攻してくる室町時代の終わりまで、高島氏とその一族が高島郡を治めることとなります。その高島氏の居城として知られているのが清水山城です。はっきりとした記録は残っていないのですが、同じ時代の高島郡内の城の中では、抜きん出た規模の城であることや、残された地名などから、高島一族の惣領家である高島氏の城だと考えられています。城の本体は山の上に築かれていますが、城の南側山腹には土塁で囲まれた屋敷地と考えられる数多くの郭があり、さらに山麓にも城館にまつわる地名や遺構がみられます。それらを合わせて「清水山城館跡」と呼んでおり、国の史跡に指定されています。

今回は、西近江の雄「高島氏」の城「清水山城」を、実際に発掘調査等を行った高島市教育委員会文化財課の専門職員にご案内いただき、いまに残る城や城下の遺構を見ていきたいと思います。

詳しくは以下の滋賀県HPをご覧ください。

https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/event/329952.html

清水山城 畝状竪堀

清水山城 大堀切

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