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琵琶湖の美しい景色を求めて――琵琶湖八景の旅 六景 深緑 竹生島の沈影

公開日 : 2021.12.9
琵琶湖の美しい景色を求めて――琵琶湖八景の旅 六景 深緑 竹生島の沈影

琵琶湖の美しい景色を求めて――琵琶湖八景の旅 近江八景と琵琶湖八景

 

 

【情景】深緑影沈竹生島

深い緑に包まれた信仰の島影が湖面に鏡のように映えます。夏の竹生島は、深緑の美しい島影を湖面に漂わせ、それは神秘的な美しい景観です。(深緑は、5~6月梅雨時の季語で季節は夏、生い茂った樹林の濃い緑色や暗い緑の形容です)

竹生島全景

【名勝の場所】長浜市早崎町

琵琶湖の最深部に浮かぶ島は、北の葛籠尾崎から約4㎞・東の長浜市早崎町から5㎞・西の高島市今津浜から約9㎞の沖合の湖上にあり、面積0.14㎢・周囲約2㎞・海抜197.6m、花崗岩の上を亜熱帯性の闊葉樹が覆われて出来た島です。この辺りの水深は100mを超え琵琶湖で最も深く、紺碧の湖面に映えるこの島影の荘厳な美しさが讃えられ景勝地になっています。島の名前は「(神を)斎く島」に由来し、港から続く石段の先には宝厳寺や都久夫須麻神社があります。いずれも歴史は古く国宝や重要文化財が多くあり、人の住まない孤島ですが、学術的にも文化的にも貴重な資源が集中し国の名勝史跡に指定されています。神仏が集合し「神が住む島」と近江の人達から千年以上も愛され、映画『偉大なるしゅららぼん』の舞台として、パワースポットの島として多くの人々が訪れます。

【見所】

琵琶湖八景「竹生島の沈影」の碑:船着場の近くにある石碑で「琵琶湖八景 深緑竹生島の沈影」と彫られています。

竹生島沈影の碑

宝厳寺:竹生島縁起によると738(天平10)年聖武天皇の勅命を受けた行基が弁才天像を安置したのが始まりと伝えられます。三十三所観音霊場第30番札所で、本尊である千手観音を祀る観音堂は重要文化財で、入口の唐門は国宝に指定され、また日本三弁才天の弁才天は弁才天堂に安置され、また観音堂から都久夫須麻神社に続く「舟廊下」は朝鮮出兵の折に豊臣秀吉の御座船として造られた日本丸の廃材を利用して造られ、重要文化財に指定されています。

国宝・宝厳寺唐門

都久夫須麻神社: 祭神は湖水を支配する浅井姫命で、国宝の本殿は、1567(永禄10)年に向拝及び庇が建てられたものに、1602(慶長7)年に身舎部分として豊臣秀頼が伏見城の建物(日暮御殿)を寄進し組み合わせたものです。

国宝・都久夫須麻神社

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