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関東だより:6年にわたるリニューアル完成、開館25周年を迎える滋賀県立琵琶湖博物館

公開日 : 2021.7.8
関東だより:6年にわたるリニューアル完成、開館25周年を迎える滋賀県立琵琶湖博物館

関東圏の滋賀県人会の会員の皆さまより、近況報告、趣味、旅行、日本社会や世界への提言、随想など、バラエティー豊かな投稿記事を募集し、東京県人会のHP「いま滋賀」に掲載します。
今回は、滋賀県立琵琶湖博物館 初宿 文彦様からのご寄稿です。


6年にわたるリニューアル完成、開館25周年を迎える滋賀県立琵琶湖博物館

滋賀県立琵琶湖博物館広報営業課
初宿 文彦

〇コロナ禍でのグランドオープン!

平成8(1996)年、「湖と人間」をテーマにオープンした琵琶湖博物館は、新型コロナウイルス感染症対策の影響で3か月延長となりましたが、約6年にわたるリニューアル工事を終え、令和2(2020)年10月10日、グランドオープンを迎えることができました。コロナ禍の合間を縫って、博物館関係者やメディア関係者向けの内覧会・オープニングセレモニーを実施し、無事にお披露目することができました。今回のリニューアルのために、御支援・御協力いただいた方々に、この場をお借りして、あらためて御礼申し上げます。

琵琶湖博物館外観

〇リニューアルの経緯と概要

今回のリニューアルは、開館以来約20年が経過し、これまで得られた研究成果や収蔵資料が展示に反映されていないこと、また環境に対する考え方の変化、新たな環境課題の顕在化により、これらに対する学びや情報発信の場が求められていたこと、さらに大人にも日常的に楽しめる展示の再構築が求められたことなどのニーズに応えて進められました。

リニューアルは三期に分けられ、第1期(平成28(2016)年)に完成したC展示室と水族展示室では、周辺地域の自然を含めた琵琶湖と私たちの暮らしのつながりについて、実物資料やデータを駆使して「五感を使って体感しながら理解する」展示が取り入れられ、琵琶湖と同じ古代湖である世界最古の湖に生息するバイカルアザラシは当館の人気者です。

 

C展示室~湖のいまと私たち
自然と私たちの生活のつながりを体感的に理解できる展示で、展示室内での生き物の飼育にも挑戦しています。
展示室中央部の「生き物コレクション」は、多数の実物標本を展示し、琵琶湖と集水域の生き物の多様性や美しさを表現しています。

 

水族展示室(トンネル水槽)
古代湖である琵琶湖には60種を超える固有種がいます。琵琶湖とその周辺の様々な環境とそこにすむ生き物を紹介するとともに、私たちの生活との関わりについて紹介しています。

 

第2期(平成30(2018)年)では、新たに「おとなのディスカバリー」展示をオープンし、誰もが楽しめる交流空間の整備を行うとともに、琵琶湖へ向かう空中遊歩道「樹冠トレイル」を新設し、「ディスカバリールーム」、レストランやミュージアムショップなどの改装を行いました。

 

おとなのディスカバリー
虫や鳥類をはじめ、動物や植物、鉱物などの標本が1,300種類も展示してあります。
実際に手にとって顕微鏡で観察をしたり、スケッチすることができます。また学芸員が常駐し、質問にお答えします。

 

樹冠トレイル
博物館から琵琶湖に向かう空中遊歩道「樹冠トレイル」。博物館の周りの木々を鳥や昆虫の視点から眺めることができます。
琵琶湖も一望でき、琵琶湖を渡る風を感じながら、森を上から観察できる博物館の新たなシンボルです。

 

第3期(令和2(2020)年)に完成したのは、現在につながる過去の琵琶湖や暮らしを紹介するA展示室とB展示室です。A展示室では、世界初とも言われる、ツダンスキーゾウの骨格標本と生態復元で作られた半身半骨の展示(高さ約4m)がお目見えし、琵琶湖の生い立ちや繰り返される気候変動と森の変化について、解明の鍵となる地層や動植物の化石標本を通して紹介するとともに、固有種の起源について、最新のDNA研究からの展示が新たに加わりました。

 

A展示室~変わり続ける琵琶湖
400万年にわたる琵琶湖の生い立ちと環境の変化を、研究からわかった過去の環境や発掘された化石をもとに、ひも解いていていきます。
また、最新のDNA研究からわかった固有種の起源についての展示があります。高さ約4mの半身半骨のツダンスキーゾウは必見です。

 

B展示室では、自然と私たちの暮らしの歴史を振り返る展示となっています。入口で巨大な龍のオブジェ(長さ約7.5mャーからの視覚確保のため、大きな鏡を設置するなど、ユニバーサルデザインに配慮した設計となっているのが特徴です。

 

B展示室~自然と暮らしの歴史
発掘調査からわかった縄文時代の森での暮らしや、聞き取り調査から復元したかつての水辺の暮らしを展示し、人と自然の関わりの歴史を紹介しています。
入口では、自然のシンボルである龍のオブジェ(長さ約7.5m)が皆様をお出迎えし、ナビゲートします。

 

〇琵琶湖博物館は今年で開館25周年

新しく生まれ変わった琵琶湖博物館では、来館者が当館で芽生えた好奇心を持ち帰り、身近な地域に出かけてフィールドを体感し、自ら考え行動できるような博物館活動をこれまで以上に展開していきたいと考えています。

グランドオープン時よりホームページからの事前予約制を導入し、館内人数の調整を行うなど、感染症対策を行いながらの開館をしています。ご来館の際は、ホームページでご予約いただきますようお願いいたします。また、リニューアル後も引き続き、琵琶湖博物館への御協賛を受け付けておりますので、皆様の御支援・御協力の程お願い申し上げます。

今年5月下旬には、人気長寿番組「世界ふしぎ発見!」で当館を取り上げていただくなど、リニューアル以降、各種メディアからの取材依頼が増加しています。今年は開館25周年を迎え、この度パワーアップした琵琶湖博物館の魅力を通して、琵琶湖や滋賀県の魅力をより一層発信してまいりたいと存じます。

 

滋賀県立琵琶湖博物館

■基礎情報

〇所在地   滋賀県草津市下物町1091番地(〒525-0001)

〇開館時間  10時から16時30分まで(最終入館は16時) ※入館には、公式ホームページからの事前予約が必要。

〇定休日   毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)、年末年始 他

※上記以外の日で、臨時休館する場合があります。(ホームページ上の開館情報「開館カレンダー」でご確認ください。)

〇アクセス  <車でのご来館>

名神「栗東IC」から約30分、名神「瀬田西IC」または新名神「草津田上IC」から約35分

<公共交通機関でのご来館>

JR草津駅西口より近江鉄道バス烏丸半島行き「琵琶湖博物館」下車

〇電話番号  077-568-4811

〇公式HP   https://www.biwahaku.jp/

※ご来館の際は、公式HPで最新情報をご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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