一般社団法人東京滋賀県人会

湖南

近江ヴォーリズ建築の旅―青い目の近江商人ウィリアム・メレル・ヴォーリズと一柳満喜子 豊郷小学校旧校舎群

公開日 : 2020.10.29
近江ヴォーリズ建築の旅―青い目の近江商人ウィリアム・メレル・ヴォーリズと一柳満喜子 豊郷小学校旧校舎群

近江ヴォーリズ建築の旅―青い目の近江商人ウィリアム・メレル・ヴォーリズと一柳満喜子 はじめに

◎豊郷小学校旧校舎群

①旧豊郷小学校校舎・講堂・酬徳記念図書館

1937(昭和12)年、当校出身で伊藤忠商事及び丸紅の前身に当る伊藤忠兵衛商店専務の古川鉄治郎が寄贈。階段の手摺りに、イソップ寓話『兎と亀』をモチーフとしたブロンズ像による装飾(トップ写真)があり、当時としては珍しい鉄筋コンクリート構造の校舎は、今日に至る迄町のシンボルとなっています。また校舎の解体計画が持ち上がり、全国に詳しく報道され広く知られることになりました。

旧豊郷小学校校舎

2009(平成21)年頃より、深夜アニメ『けいおん!』で主人公達が通う架空の高等学校校舎が、この建物と似ておりモデルと認知されていることから、所謂「聖地巡礼」としてファンが訪れています。旧中山道に面して建つ校舎は、鉄筋コンクリート造二階建、中央部を三階建の塔屋として正面に車寄を出す、104mの長大な建物でモダニズムを基調としています。左右対象の威風堂々とした外観は、地域のランドマークとして親しまれています。

長い廊下

講堂は、校舎を見て右側に建ち、地下にボイラー室を設け、校舎と渡り廊下で接続しています。酬徳記念図書館は、校舎を見て左側に建ち、校舎と渡り廊下で接続しています。中央部を吹き抜け空間とし、アールデコのデザインを効果的に活用した意匠を用いています。いずれも国の登録有形文化財に指定されています。
(所在地:犬上郡豊郷町石畑518)

講堂

講堂内部

酬徳記念図書館

図書館内部

②旧豊郷尋常高等小学校本館

1887(明治20)年至熟小学校として当地出身の豪商達の寄付金で建築されました。木造二階建の本館のみが現存し、テラスを備えた和洋折衷建築が特徴です。国の登録有形文化財に指定されています。
(所在地:犬上郡豊郷町四十九院815)

旧豊郷尋常高等小学校本館

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