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2020.03.12

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日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 玄宮楽々園

日本遺産・琵琶湖 祈りと暮らしの水遺産 はじめに

水遺産区分:水と暮らしの文化

住所:彦根市金亀町3の40

交通:JR琵琶湖線彦根駅下車

1677(延宝5)年に4代藩主井伊直興が造営した、江戸時代には槻(けやき)御殿と呼ばれた彦根藩の下屋敷です。中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞり命名されました。庭園部分を玄宮園、建物部分を楽々園と称する、御殿と近江八景を模して作庭されたと云われる池泉回遊式庭園から成り、池は城下町の湧水を外堀からサイフォンの原理により導水した古式水道を利用し、小島の岩間から水を落として滝に仕立てる等、水を巧みに取り入れた芸術的な景観は日本を代表する大名庭園です。

逆さに映る彦根城と楽々園

古式水道は、彦根城郭内にある油掛口御門外堀の地下水を元桝(水源)とし、竹や石等の樋管で導水し、槻御殿で利用され、他に表御殿や武家屋敷・町屋等で生活用水として利用されていたようです。以降、城下町にも古式水道が出来ました。

冬の玄宮楽々園

大河ドラマ「江」の撮影にも使われたビュースポットの茶室(鳳翔台)では庭園を見ながらお茶を頂けます。また庭園を歩き、池に「逆さのお城」が映る絶景スポットを探して見て下さい。

・文化財:【国名勝】玄宮楽々園

・立ち寄り所:金亀公園(日本の都市公園百選)、埋木舎(井伊直弼が青春時代を過ごした舎)、あゆの店きむら、いと重菓舗(埋れ木)、お茶の政所園

埋木舎

 

写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー(冬の玄宮楽々園)

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