日本六古窯のまち 信楽 窯元散策路
公開日 : 2019.4.11

はじめに:日本六古窯のまち 信楽
信楽の町は、産業景観、なかでも伝統産業によって形成される集住・産業・街区景観です。特に長野地区の窯元散策路は、窯元散策をしながら信楽焼の制作現場を見学出来る体験の場を一般向けに提供し、多くの観光客に親しまれています。散策路には「ろくろ坂」「窯場坂」「ひいろ壺坂」「外輪の路」と4つのコースがあり、信楽焼の陶板が埋め込まれ(トップの写真参照)、陶器の道標があります。
「窯場坂」の陶器の道標
古くから信楽の窯元は、国道沿いから少し奥まった所にあり、訪れただけでは何処にあるか分からず、窯元巡りや信楽焼が生み出される様子を見てもらいたいとの思いから、平成19年長野地区の地元有志の手により散策路の整備が始められ、やきものづくりの町並みと織りなす景観が保全されています。
黒酢の甕の並ぶ道端
登り窯や無造作に積まれた植木鉢やたぬき等、「陶生町」「焼屋町」「大窯町」「二本丸」と云った町名、陶都信楽ならではの風情を醸し出しています。楽しみながら、点在する工房を巡れば、きっとお気に入りの器に出会えるはずです。