滋賀県 4月の主なイベント

Ⅰ 日吉大社 山王祭
4月12日(金)~14日(日) 大津市 日吉大社
湖国三大祭りの一つに数えられる日吉大社の大祭。毎年3月の第一日曜から始まりますが、クライマックスである祭りの中心行事は4月の12日から14日にかけて行われます。烏帽子と鎧に身を固めた稚児や甲胄を身につけた武者らによる華やかな「花渡り式」、神輿を床が壊れんばかりに激しく振り落す「宵宮落とし神事」や七社の神輿が湖上を渡る「船渡御」など、古式豊かな祭礼の数々が繰り広げられます。
坂本城跡近くの湖畔に建つ山王鳥居。神輿はここから湖上に出、唐崎神社に渡御します
Ⅱ 日牟禮八幡宮 八幡まつり
4月14日(日)~15日(月) 近江八幡市 日牟禮八幡宮
275年、応神天皇に由来するとされる日牟禮八幡宮の例祭。別名「松明祭」と呼ばれ、宵宮には10mの大松明をはじめ、大小30本余りの松明が境内に立てられ、仕掛け花火とともに勇壮な火柱をあげます。3月の左義長まつりと並ぶ近江八幡の二大火祭りとして、国選択無形民俗文化財に選ばれています。本祭りでは各氏子が大太鼓を持ち寄り、境内で宮入りが行われます。
Ⅲ 長浜曳山まつり
4月13日(土)~16日(火) 長浜市 長濱八幡宮ほか
400年以上の伝統を誇る日本三大山車祭りの一つ。歴代の名工が装飾した豪華絢爛な曳山は「動く美術館」とも呼ばれます。祭りの一番の見どころは江戸時代から続く子ども歌舞伎で、5歳から12歳の男の子によって、曳山の舞台上で華やかに演じられます。
2016年には、全国33の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
Ⅳ 川上祭(サンヤレ祭)
4月18日(木) 高島市 平ヶ崎馬場
今津町酒波(さなみ)の日置神社と北仰(きとげ)の津野神社、両社の祭礼として盛大に行われています。旧川上庄域の氏子が参加し、北組、西組、南組にわかれて、毎年交代で踊り子、のぼり(サンヤレ)、御輿をそれぞれ担当します。平安時代の長暦3年(1042年)に始まったとされ、現在も御輿渡御、流鏑馬、走馬などが行われ、毎年多くの見物客らで賑わいます。古くからの祭りの様式を現代に伝える民俗資料としての評価も高く、昭和63年には県の無形民俗文化財にも選ばれました。
Ⅴ 水口曳山祭
4月19日(金)~20日(土)
甲賀市 水口神社
享保年間に宿場町の町民の力によって大きく発展を遂げた曳山祭で、県内最多の16基の曳山が現存しています。19日の宵宮祭には、100軒を超える夜店が神社付近に集まり、各町内では曳山に提灯が飾りつけられ、宵宮ばやしが鳴り、祭り気分を盛り上げます。20日の例大祭では、朝に各町を出発した曳山と纏田楽が「弟殿」へ集まり、水口ばやしの勇壮なリズムに乗って水口神社へ巡行します。
Ⅵ 苗村祭
4月20日(土)竜王町 苗村神社
国宝の西本殿ほか複数の重文建築のある苗村神社で行われる古式豊かなお祭り。9つの宮座から馬渡りがあります。20日は神馬10頭と御輿3基が行列し、御旅所への約2.5kmを渡御します。祭りが終わると各区では太刀を翌年の当屋に渡して引き継ぎます。
重要文化財・苗村神社 楼門
Ⅶ 古例大祭(多賀まつり)
4月22日(月) 多賀大社
古くは「お伊勢参らばお多賀へ参れ」ともうたわれ、「お多賀さん」として親しまれた県内屈指の大社、多賀神社の大祭。「多賀まつり」とも呼ばれ、鎌倉時代の古文書にも記録があり、江戸時代には賀茂(かも)祭と並び称されるほどの有名な祭りとなったとされます。飾りをつけた約40頭の馬をはじめ、神輿、鳳輦などで成る総勢500人、御使殿と呼ばれる祭使役と馬頭人の2人を主役とする行列が見どころとなっています。そのほか、古式ゆかしい夕日の神事が神秘的なうちに催行されます。
多賀大社 本殿
Ⅷ 第51回草津宿場まつり
4月28日(日)草津市 JR草津駅周辺の東海道・中山道筋、草津川跡地公園de愛ひろば、草津市役所周辺
東海道と中山道の合流地点であることから交通の要衝として栄えた草津宿を舞台に開催されます。春の風物詩となっている絢爛華麗な「草津時代行列」をはじめ、さまざまなパフォーマンスを披露する「町衆熱演舞台」や、グルメや物産などのお店が並ぶ「草津大市」などが催されます。
草津宿本陣
Ⅸ 第25回しがらき駅前陶器市
4月27日(土)~5月6日(月・祝)甲賀市 信楽高原鐵道信楽駅前広場
信楽で春恒例の「しがらき駅前陶器市」が開催されます。定価の二~五割引きの店まである、掘り出し物を探せる陶器市はもちろんのこと、しがらきの「食の市」や信楽焼オークション、ステージイベントなどが催されます。そのほか「たぬきの里帰り」や「たぬきの美容院」などのキャンペーンも行われます。