近江八景の旅 石山秋月
公開日 : 2018.2.2

古くから日本の名景として愛される近江八景。風光明媚なその眺めは歌川(安藤)広重の浮世絵をはじめ、多くの創作物の題材とされてきました。今回は「石山秋月」をご紹介します。
747年に大津市に建てられた石山寺は、珪灰石の珍しい地質の伽藍山に建つことから名がついたとされ、国宝の本堂内には、紫式部が源氏物語を執筆したと云われる「源氏の間」があります。
また、後白河法皇が月見をしたとされる玉座(現在の月見亭)があり、そこから望む瀬田川や琵琶湖南湖の素晴らしい景色が、近江八景「石山秋月」です。
木が繁っており良いポイントを探すのは大変ですが、歌川広重の絵にも描かれる名景は長い時間を経た現在も楽しむことができます。