一般社団法人東京滋賀県人会

南部地域

近江八景の旅 瀬田夕照

公開日 : 2018.2.2
近江八景の旅  瀬田夕照

 

古くから日本の名景として愛される近江八景。風光明媚なその眺めは歌川(安藤)広重の浮世絵をはじめ、多くの創作物の題材とされてきました。今回は「瀬田夕照(せたのせきしょう)」をご紹介します。

2013年に欄干が唐崎茶色に塗り替えられた瀬田唐橋は、その名の通り大津市唐橋町から瀬田一丁目にかけて架けられています。瀬田川内にある中ノ島をはさみ、西側の小橋(51.75m)と東側の大橋(172m)に分けられた幅12mの橋で、かつては木造でしたが1979年に現在のコンクリート製になりました。

諺の「急がば回れ」は、西岸の大津から東岸の草津に移動する際、本来近道だが不安定な船より、遠回りであるが安定的な陸路の唐橋を経由することから生まれたと云われます。

古くは日本書紀にも登場する重要な橋で、琵琶湖から注ぎ出る川は瀬田川しかなく、京都に入るための関所の役割も果たしていました。元々の橋はもう少し上流にあったようですが、時代の為政者の手により何度も架け替えられ、1575年に織田信長が現在の位置に橋を建設して以来、現在の場所が定位置になったようです。

日本の道百選にも選ばれるこの橋は、欄干に架けられている唐金擬宝珠(からかねぎぼし)が特徴で、歴代受け継がれ代名詞にもなっています。

 

記事一覧へ戻る